白菜の漬物の依頼は伯父の思いやりだった件

日記

11月初旬に帰省すると、車庫にいくつかの漬物樽がありました。

冬に備えての保存食かしら?と思ったのですが、樽の数が多すぎる…。
「今年はいっぱい漬物を作ったんだねぇ」と母に聞いたところ、
「●●君(伯父の名前)から頼まれたのよ」との答え。

今年は良質の白菜がたくさん採れたようで、伯父が母に白菜の漬物を作ってほしいと頼みに来たそうです。大量の白菜と塩、そして漬物樽を持参して。

漬物は得意ではないと常々言っている母ですが、頼まれたこと、引き受けたことはきっちりやりきる性格です。

伯父が白菜・塩・漬物樽を届けてくれてから、漬けあがりまでの日にちを考えて、数日おきに漬け込んでいたみたいです。

一番最初に漬けた白菜漬けを夕食に味見させてもらっていたところ
伯父から電話がありました。

私が電話に出ると、「おぉ、久しぶり。帰ってきていたのか!」
伯父の声色はほろ酔い気分の感じ。

「姉さんに白菜漬けを頼んだんだけどさぁ、『できたから取りに来い』とも『いつごろできる』とも連絡がないのよ。もしできているんだったらこれから取りに行ってもいいかなぁ?」と。
味見させてもらってとても美味しかったので、
「もちろん!すぐに来て。丁度よい漬かり具合だから」と伝えました。

伯父は母の家から車で30分くらいのところに住んでいます。
お仕事終わりで一杯ひっかけていたみたいなので、運転手は伯母です。

伯父夫妻到着後、漬けあがり具合を確認してもらいました。
伯父も伯母も「美味しい」と満足してくれ、母は持ち帰り用の樽を梱包するために車庫に行きました。

「あのな、姉さんの漬物が美味いことはずっと前から知っている。」
「でもな、姉さんは俺より14歳年上だろ?高齢者だよ。」
「俺が姉さんに何かを頼んで、姉さんがやってくれたら、『あぁ、姉さんは大丈夫だ』って思うわけよ。」
「姉さんが俺の頼んだことをやってくれれば最高。でも、頼んだことをできなくてもいい。」
「姉さんの家に頻繁に来れるわけじゃないが、これからも姉さんにいろんなことを頼むつもりだ。いいね?」
と言われました。

ありがたいです。

大量の白菜漬け発注は、母に対する伯父の思いやりなのです。

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