今秋は熊出没のニュースを目にすることが今まで以上に多い気がします。
10年くらい前は、車で峠越えをしている途中で熊の親子が目の前を横切って驚いたって経験はありますが、さすがに民家に近い場所での目撃情報や注意喚起は今秋ほど多くなかったように思います。
そういえば、10月初旬に帰省して東京に戻る際、地元のタクシー運転手さんが
「電車の遅延が無いといいねぇ。数日前は線路に野生動物が入ってしまってしばらく運休してたみたいだから」と話していました。
私の実家は山間部にある小さな町で、私が子供のころから、秋から冬にかけて熊が冬眠する前は餌を求めて麓に来るのでキノコ採りなど山に入るときはクマよけの鈴を持っていくようにと言われていた記憶があります。
けれど、今年はそのレベルではありません。
高速道路出入口からわずか数十メートルの場所にある住宅街近くにある民家の近くで熊が目撃されたり、母が頻繁に利用するスーパーマーケット付近でも熊出没情報があったり…。
スーパーマーケット付近にも熊が…ってことは、買い物にも安心して行けないってこと？
熊が街の中まででてくる理由を踏まえて、なにがしかの対策を検討・実施することを行政に求めたいと思います。
10月初旬に帰省した際、駅から市街地に向かう橋の欄干に、ニホンザルが等間隔で並んでいました。
たまたまお願いしたタクシーの運転手は私の同級生だったのですが、
彼曰く
・以前は山間部で畑を作っていた人たちが、高齢のため畑をやめてしまった
・山間部に畑があった時は、その作物が猿のエサになっていた
・畑が無かった時には猿は木の実を餌にしていたが、猿は畑の作物の方が美味しいと学習してしまった
「うんめぇものを食べたいと思うのは、人間も猿もいっしょだべ？」
「俺の家の庭に、柿の木とブドウの木があるんだけど、ある日、庭でガサガサって音がして、何かと思ったら、猿よ。」
熊も同じなのかなぁ。
本来の生息地に餌が少なくなったとか、うんめぇモノが食べたいから里山におりてくるのかなぁ。
住民に被害が出ないことを心から望みます。
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