マイナンバーカード保険証一体化~高齢者の視点で不安が…

行政・諸手続き
画像出典:総務省ウェブサイト https://www.soumu.go.jp/kojinbango_card/03.html

マイナンバーカードの登録申請書が役所から送られてきて以降ずっと、母はまだ申請していないことに不安を感じている。

不安の理由はいくつかあって、
1. 国の制度だから申請「しなければならない」と思うこと
2. 近隣の友人たちが「申請したよ」って言っていること

地方の小さな村でずっと生活してきた高齢者にとっては、国の制度に従うことは当然で、ましてや周囲の人たちが手続きを済ませているなら自分も同様に手続きしなければ…って思ってしまうでしょうね。

そう感じてしまうことは、とてもよく理解できます。
ここのところ、母から「マイナンバーカードの申請についてなんだけど」という電話が1日に5回くらい来ています。

マイナンバーカードを申請していないことに対する不安が解消されるのであれば…と思い、申請手続きのため母に同行することにしました。

申請時、役場の担当者に私からいくつか質問させていただきました。

1. マイナンバーカードが発行されたら、手元にある紙の保険証は使えなくなりますか?
2. 手元にある紙の保険証の有効期限が切れたら、保険証はマイナンバーカードだけになりますか?
3. マイナンバーカードを紛失したら、医療機関では国保未加入者としての扱いになりますか?
4. マイナンバーカードを保険証と連携しない場合、保険加入者証明書は自動的に郵送されてきますか?
5. マイナンバーカードを紛失した場合、再発行手続きから受領までどのくらい日数がかかりますか?
6. マイナンバーカード再発行手続きから受領までの間に医療機関を受診する必要があった時、保険は適用されますか?
など、など。

マイナンバーカード発行後も、手元にある紙の保険証はその有効期限までは使えるそうです。

保険証をマイナンバーカードに一体化するというのが国の方針なので、マイナンバーカード所有者には今まで定期的に郵送されてきた紙の保険証は発送されなくなるそうです。

マイナンバーカードを紛失した場合、マイナンバー総合フリーダイヤルに架電して機能停止手続きをし、よくよく探してみても見つからない場合は再発行してもらわなければなりません。
再発行といっても、以前に登録したデータをもとに再発行されるわけではなく、顔写真の再撮影を含めてまた最初から登録申請しなければなりません。
「再発行」というより「再申請」ですね。

再申請してから新しいマイナンバーカードが届くまでは、1~2か月程度だそうです。
その間に医療機関を受診する際はマイナンバーカードが手元にないことを医療機関に説明して相談してください、とアドバイスをもらいました。

また、保険加入資格証明書など詳細は国の最終方針が決まっていないので市区町村役場からは具体的な回答ができない、とも言われました。

未だ運用詳細が決まっていない部分があると、私は理解しました。
そして、この状態で、この制度を国民全員に一律で適用してもいいものなのかしら?という疑問を私は払しょくできません。

特に、スマホも使えない、自宅にインターネット環境がない、仮にこれらがあったとしても使えない・操作できない高齢者はどうすれば良いのでしょう?

これまでも健康保険証や運転免許証の偽造事件はありましたよね?
マイナンバーカードにも同じような事件が起こるのではないかしら?
私はとても不安です。

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